さいおんスクエア | さいおんスクエア誕生物語

地区内を大きく蛇行して流下していた安里川は、流れをゆるやかにし、断面積を約２倍に広げました。美しいカーブを描く護岸は、琉球石灰岩の雑相方積みで築かれました。親水庭園にはテラスやステージが設けられ、沖縄の水辺に見られる樹木が植栽されています。

交通結節点としての機能はもとより、まちの活性化のためのイベントが開催できる環境空間としても位置づけられています。再開発前の暮らしを見守ってきたガジュマルを保存・移植し、かつて国際通りと柳通りにあった「柳」を復活させました。

かつて「牧志ゆたか通り」「柳通り」と呼ばれていた道が、地域生活のインフラとして拡幅され、橋梁でつながりました。街路樹には、涼やかな緑陰を作るアカギと、鮮やかな赤い花が印象的なカエンボクが選ばれました。

修景設計	株式会社国建
詳細設計	大和ハウス工業株式会社（統括）株式会社国建（河川）・株式会社沖縄設計センター（道路）
施　　工	大林組・國場組・大和ハウス工業公共施設建設工事共同企業体

所在地	那覇市安里2丁目1番1号
実施設計	大和ハウス工業株式会社　一級建築士事務所
施工	大和ハウス工業株式会社
工事監理	株式会社ユーデーコンサルタンツ
管理組合	さいおんスクエア管理組合
運営	・ＣＡＲＧＯＥＳ（カーゴス：１－２階商業施設）　　　大和ハウス工業株式会社・牧志駅前ほしぞら公民館・図書館（３階）　　　那覇市教育委員会・ダイワロイネットホテル那覇国際通り（1-12階宿泊施設）　　　ダイワロイヤル株式会社

※屋内の施設については「施設ガイド」のページをご参照ください。